若竹 -wakatake-

  天保3年、初代重兵衛が創業。
現在当主は六代目にあたります。最盛期には7軒あった島田の造り酒屋も、昭和45年頃には次々と蔵をたたみ、当蔵も廃業の危機に晒されました。そんな時「島田の酒を絶やさないで」と応援していただいたのは、地元の異業種交流会『若竹会』のメンバーの皆さんでした。
また昭和50年、古文書に伝わる酒を「若竹鬼ころし」として復活させたのも、昭和55年「おんな泣かせ」を世に出したのも、地元の支援があったからこそでした。ここまで「若竹」が支えられた理由の一つには、五代目当主松永始郎の存在があります。
永い大村屋酒造場の歴史を語る上で、決して欠かす事のできない人物です。
明治40年に生まれ先年91歳の生涯を閉じるまで、島田と日本酒をこよなく愛し、この地で佳い酒を造ることに人生のすべてを捧げた、静岡を代表する醸造家でした。
 「おんな泣かせ」発売時の頃、女性はあまりお酒を飲まない時代でしたが、「女性も楽しめる旨口のお酒を」ということで誕生したのがこの「おんな泣かせ」。お酒をあまり飲めない女性をも おいしくて泣かせるほど心地良く酔わせるということから名付けられたそうです。

おんな泣かせ

720ml 純米大吟醸
優雅で繊細な味わいは、淡泊な日本料理によく合います。ほのかに漂う吟醸香で、ピュアな艶を感じる。